2024年夏、私はトルコのイスタンブール近郊に1週間ほど滞在した。この記事では、滞在中に出会った気になる車たち、特に私が好きな古い車たちを写真と共に紹介したいと思う。(車種・年式等は不正確)

トルコの車事情
トルコでは、主にヨーロッパ車が多く、特にドイツ車(メルセデス・ベンツ、BMWなど)はステータスシンボルとされることもあり人気である。
また、中古車の価値も下がりにくく、車は「資産」として考えられることも多い。
街で見かけた車たち(欧州・中東メーカー)

VW Polo (1994-1999)

VW Golf Mk3 (1991-1999)
まずはVWのこの2台。 日本で見かけることは少ないが、欧州ではメジャーな大衆車。ちなみに、私はこのタイプの小型ハッチバックがかなり好み。

Fiat Uno

(1990年代)
続いての2台も、日本では見かけることのない車種。VW Golf と非常に似ている90年代の小型ハッチバック。トルコ滞在中はよく見かけた。

Peugeot 306 (1993-2003)

Peugeot 106 (1991-2003)
日本でも、時折見かけるプジョー。特にこの型のモデルは、フランス車の中でも都市部で使いやすいコンパクトカーとして人気があったようである。また、個人的にはラリーで大きく活躍していたイメージが強い車。

Tofas Sahin (1981-2002)

Renault 12 TS (1970-)
左はトルコの自動車メーカー Tofasが 、Fiat との提携で生産したシャーヒンである。タクシーや庶民の車として大ヒットし、現在もトルコ周辺ではよく見かける。
右の写真は、ルノーのトルコ工場で生産されていた、Renault 12 TS である。写真の個体は、TSという上位グレードモデルなため、スポーティな仕様である。いかにもクラシックカーらしい雰囲気の車であった。

VW Beetle (1970年代後半)

Tofas Kartal (1981-2003)
みんな大好きVW Beetle。縦型のエンジン冷却用スリットが確認できるため、後期型と思われる。この個体は、ナンバープレートはあるが、タイヤがパンクしており長期間放置されているように見えた。 もう一台、四角い目をした青の車はFiat 131 をベースにデザインされたTofas Kartal 。こちらも、タクシーや一般家庭でよく使われた大衆車のようである。

Tofas Sahin (1981-2003)

Tofas Dogan (1981-2003)
Tofas の2台、Tofas シリーズの中でも Dogan はより高級グレードのセダンとして今でも愛されている。写真に写る Dogan は何故か BMW の 「AC SCHNITZER」バッジを付けている。

SEAT Leon (2012-2020)

VW Passat B5(1996-2005)
トルコでは Leon を見かけることが多く、私も5ドアハッチバックのスタイルをとても気に入った。また、駆動方式もFRを採用しているのも特徴である。VW B5 はトルコでも人気があるようで、特にディーゼルエンジンのモデルは長年トルコで愛されているようだ。

BMW3シリーズ E36 (1990-2000)

BMW 5シリーズ E34(1987-1996)
E36はチューニングベース車両として、トルコでも人気。この個体も、車高調やスポイラーが装着されている。
街で見かけた車たち(日本メーカー)

Toyota Corolla E110 (1995-2000)

Mitubishi Lancer (1995-2000)
日本でもおなじみ、カローラとランサー。カローラは欧州・中東仕様でオレンジ色のサイドウインカーが付いている。また日本とは違い、欧州・トルコ仕様は丸目ヘッドライトになっているのも特徴の一つ。5スポークの社外ホイールを履いた、ランサーのオーナーさんはきっと車好きかな?

Honda civic EK (1995-2000)

Honda civic EF (1987-1991)
6代目ホンダ シビック、日本ではシビックフェリオに相当するモデル。4代目のEF型も基本出来には日本仕様と変わらないようだ。

Honda civic EF (1987-1991)

Isuzu D-max (2020-)
EFシビックは、軽量コンパクトで走りも良く耐久性があるため現在でも見かけることがある。いすゞは、日本での乗用車販売を終了しているが、海外では生産販売を続けている。写真の車両はトルコの消防車仕様となっている。

Subaru impreza GH (2007-2011)

Subaru E12 Domingo (1983-1998)
3代目インプレッサWRX。日本ではGH8インプレッサの名称であり、WRXとは分けられていた。ドミンゴはサンバーをベースに、乗車定員や排気量を増やしたRRの小型ワゴンである。現在は、日本でもほとんど見かけることはない。 トルコで、スバル車を見る機会はほとんどなかった。
まとめ
トルコの街を歩いていると、普段の生活では見かけない車にたくさん出会うことができた。現地の車事情は、日本やヨーロッパとも少し違い、クラシックカーの多さやTOFAŞの存在も印象的だった。日本車や欧州車も根強い人気があり、町中を歩くだけでさまざまな車に出会えるのが楽しかった。もしトルコを訪れることがあれば、ぜひ街中を走る車にも注目してみてほしい!
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